老後のために生きる?
老後に困らないため定年まで頑張って働き、老後資金を蓄える…このように考える人は現代日本社会には結構な数で存在すると思われる。何かにつけて老後のため~などと言っている人を見ると、なぜ当然のごとく老後とやらが来ると思えるのか不思議に思う。何かの事故や災害で死ぬことも考えられるし、突然死する可能性だって否定できない。みんな長生きできる自信がありすぎじゃないだろうか?仮に長生きできたとして肉体・精神は加齢と共に衰えるというのに老後とやらに期待しすぎじゃないだろうか?
仕事楽しんでますか?
労働を楽しんでついでにお金が入ってきている人は人生満足度が非常に高いと思われるが、世の中そんな人ばかりではない。働きたくないけどお金や世間体のためにやりたくもない仕事を苦痛を感じながらやっている人もそこそこいるはず。しかしこのやりたくもない仕事を苦痛を感じながらやるというのは本当に狂気の沙汰と言わざるを得ない。仮に23歳から働き始めて65歳まで働いたとすると40年以上もの間の大半の時間は苦痛を感じながら過ごすことになるのである。生きるために働かなくてはいけない、と世の多くの人は言うが40年以上苦痛を感じて生きて、肉体・精神の衰えた65歳以上になって初めて自由気ままに生きられるような人生に満足している人は多いのだろうか?